月の雫ぷろじぇくと(やまなこわ さん)
趣旨を要約すると、普段ゆかりんのライブではピンクのサイリュームやペンライトを使っているものを、「Little Wish」に限っては黄色のものを使いましょう、というもののようです。もちろん強制ではなく、各自自由に判断し行動することを前提にしています。
この呼びかけについては賛否両論あるようで、私も初めてこれを知った時に、どちらかと言うと否定的な印象を抱きました。その理由として、
- 観客側としてのライブ演出で色違いのサイリューム等を使用すると、Little Wish以外の曲でもそれまでほぼ統一されていたピンクのイメージが崩れてしまう恐れがあること
- ライブに参加する人にとって、ライブを楽しむための事前知識や共通認識のハードルが高くなってしまうこと
- これを機に、観客側の演出が次回以降のライブでエスカレートして更に難しくなってしまう恐れがあること
サイリュームを振ったり、コールしたりすることは観客側としてもライブを盛り上げるためのひとつの演出にもなります。私もライブでは積極的に参加してはいる方だと思います。
とはいえ、この演出も高度化すると、本当に実践できる人はごく一部になってしまうため、観客側の演出として、また盛り上がり方としても中途半端になってしまう可能性もあります。
(実際、ゆかりんのライブはコールが難しい箇所もあります。例えば、Baby's Breathの歌い出しの箇所とか。有志の方も統一をする為に苦労されているみたいですが…)
だからこそ、できるだけ演出は単純化することが統一性を図るには都合がいいのが本当のところではないかと思います。ライブ参加者もリピーターの割合が高くなっているとはいえ、初心者も多く存在します。その人達との格差をあまりにも明確にしてしまうような演出は、初心者にとって引いてしまう雰囲気にもなりかねません(まあ、今回のプロジェクトに関しては単に「色を変える」だけなので、難しいことではないでしょうけど)。
ライブの楽しみ方は人それぞれ。全ての人が同じにする必要は無いと思いますし、同じように合わせなければならないという義務もない。このところを、ライブ参加者それぞれがどう解釈するかによるのでしょう。
逆に、このプロジェクトがもたらすメリットについても考えてみました。
まずは、イメージしてみます。
それまでピンク一色で染められた会場が、Little Wishのテーマになった途端、イエローに早変わり。会場全体でこれができたら、相当芸術的な演出になるのは間違いありません。そして、これがライブ主催者による企画ではなく、ファンから生み出されたものとして成功を収めれば、これ以上に無い感動が会場を包むことでしょう。ゆかりんも相当驚くことは間違いありませんし、ライブとしての一大ムーブメントにもなるでしょう。
これって、なんだかわくわくしてきませんか?
かつて、ゆかりんのファーストライブが行われた2003年末、今の演出の基となる「Zepp Tokyoをピンク色に染めるプロジェクト」があった事を思い出してください。
半信半疑でこのプロジェクトに参加した人も多かったことでしょう。私もそんな感じでした。しかし、結果はご存知の通り、8割方成功し感激を呼んだものでした。
もともとゆかりんがピンク色にしたいとネットラジオ等でも語っていたことも絡んではいましたが、ファンの意識が統一されるとここまでも影響することを、ライブに参加した人なら知っているはずです。
ですから、今回の月の雫ぷろじぇくとの場合、中途半端な賛同者だけでの行動ではかえって統一感のない演出になってしまいます。やるなら、参加者全体の意識を統一して臨んでみたほうが、絶対盛り上がるでしょう。
それから、このプロジェクトが成功した場合、ゆかりんのライブ参加者の一体感を直に感じることができるでしょう。
今年3月の神奈川ライブでの一件で、ファンのモラルの問題が取り沙汰されました。行為を行った個人の問題ではなく、ライブ参加者全体として意識する必要がある問題でした。一人が良識ある行動ををすれば、全体としても良識のある行動となり、ライブ全体の質を高めることができます。
今回のライブ、そしてこのプロジェクトを活用することで、ファンの信頼を回復するための有効な方法にもなるのではないか、と思っています。
ただし、今回難しいと思う点は、この件に関して、完全に有志だけでの草の根活動になっている、ということです。何よりライブ参加者が事前にこのことを知っている事が第一前提となるので、とにかく浸透させるには(ネット媒体が主となるでしょうが)広く告知することなのではと思います。
当然ながら、このプロジェクトには何の強制力もありませんから、参加する・しないは本人の自由です。でも、発動された以上、黄色の勢力が増えることは確実です。消滅することはありません。そうなるならば、むしろ全体で成功した時のイメージを思い浮かべ、その演出に我ながら酔ってみるのも、面白いのではないでしょうか。ということで、試してみる価値は十分にあると思います。
冒頭で述べた、全体統一への煩雑化などの問題はあくまで個人的に懸念していることであって、必ず起こりうることではありません。
ライブの参加者が正しく趣旨を理解し、また、観客側の演出面でこれ以上のエスカレートや複雑化がなければ何ら問題ではないことです。
そんな結論を持って、私はこのプロジェクトには賛同する方針です。
ということで、もし賛同いただけるならば、ライブでも盛り上げてていただければ幸いです^^;
非常に長くなりましたが、最後まで目を通していただきありがとうございました。